【3月4日】マリーちゃんにはつながらないけれど・・

2月23日午後 マリーちゃんと同じくびびりのスミちゃんというワンちゃんが、
これまたマリーちゃんと同じく、
新しい一時預かりさんのお家に引っ越してすぐ逃げてしまいましたが、
翌日の夜、バス通り沿いの掲示チラシを見た人からの目撃情報があり、
その1時間半後の23時半。スミちゃんを無事保護することができました。
たくさんの幸運が奇跡のようにつながってスミちゃんが帰ってこれたのはすごく嬉しいけれど、
よかったねえ~と安堵するたびに なぜマリーちゃんは不運ばかりが重なったのかと、
マリーちゃんを不運で不幸な犬にしてしまったことへの細かい反省と後悔が 
何度も何度も頭に浮かんできてしまいます。

前回のブログ投稿から、今日までに いくつかの連絡を頂きました。
●2月14日には 茨木市の方から
「茨木市丑寅の、元日立マクセルの跡地北側の川沿いの道にチラシの犬が死んでるよ」~との
衝撃的な電話がありました。
「丑寅」と聞いて、数年前のイヤな出来事が重なり、すぐに現場に行ってみたところ、
白っぽい毛の猫の亡骸でした。
小柄な成ネコか、生後6か月以上の中猫かもしれません。
横たわった亡骸は、少なくとも上から見える側の耳は切られ、毛がほぼ8割はむしりとられて、
あたり一面に白い毛が まるで羽毛のように散乱していますが、
カラスだったら、肉を食べるはず。
お尻(肛門)がえぐれている以外、体はそのままだったから
毛をむしり取ったのはカラスや動物ではないと思います。
「丑寅」は、数年前にお腹がえぐられたりしたねこの不審死が何件か続いた地域です。
当時私は、仲間と一緒に茨木警察の生活安全担当部署に行って 
私達が何日間か通って聞き取って得た情報を知らせると同時に、
ネコの虐殺にはアンテナを張ってほしいことを要望したことがありました。
当時の環境衛生の部門は、市民の依頼で路上にあった動物の遺体を引き取った場合、
箱の中身を確認もせずに火葬していましたが、
今後動物の不審死は警察に報告するように環境衛生の方にも通達するということと、パトロール強化を確約してもらった経緯がある地域です。
重苦しい、いやな事件でしたが、当時は事件だと認識してもらうまでに
ずいぶんと時間とエネルギーを使ったことを思い出しました。
放っておけないことなんだけど 今の私には、
当時のように精力的に聞き込みや各方面への連絡に明け暮れるエネルギーがありません・・・

●箕面市粟生間谷東や そこにつながる彩都に通じる道路沿いなどで、
顔だけ黒くて白い体に細かいブチがある犬がヒトリで速足で歩いているのを見ました、
という連絡を何度も頂いています。
2月にも頂きました。
怖がりというほどではないけれど、呼んでも寄ってこないでスタスタと立ち去ってしまう・・・。
「体が大きくて顔の一部にこげ茶色が混ざっている犬ではありませんでしたか」と聞くと 
「あ、その通りです、」と。
残念ですが、それはご近所の飼い犬です。
9月末頃にその犬が勝尾川沿いの建物前にぐるぐる巻きで繋がれていたという情報を頂き、
さんざん聞いて回って探した結果、結局その建物のお家の飼い犬だとわかりました。
聞き込み中に訪問したそのお家で、
私が「ごめんくださ~い」とドアを開けると、太い声でワンワンと吠えて姿を見せた犬は、
マリーちゃんよりたぶん一回り以上大きいオス犬で、顔の黒い部分にこげ茶色が入っていました。
飼い主さんは、「来客が勝手に玄関を開けるから犬が出てしまう」とぼやいていましたが、
マリーちゃんだと思って連絡頂いたのがこの5か月の間に10件近くあったということ。
たった今、とか、つい先ほど見ました、という連絡は、だいたい午前中だったので、
朝、放し散歩してるんじゃないかと疑ってしまいます。
飼い主さん。あまりにルーズですよ。

●もう見つかりましたか? というお問い合わせは、週1ほどのペースであります。
先日の方は、家の前に貼ってるチラシが汚くなってきたら 
ビニールを変えたり養生テープを貼り直ししたりしてるんですけど、
まだ見つかってないんだったら、もう少し貼っておきますからあきらめないでね・・と。
はい、本当にありがとうございます。
ただただ ありがたくて、電話の向こうの顔も知らない方に頭を下げています。

他にいくつか書かなくちゃいけないことがありますが
緊急性はないので、近日中に書くことにします。

この記事へのコメント

  • 山口

    毎日こちらにコメントがないか、チェックするのが日課になっています。
    うちの つむぎは体重こそ13キロくらいで止まりましたが、ジャックラッセルの半蔵と並ぶと 親子ですか?と聞かれるほど見た目には倍くらい大きくなっています。手足が長いので、高さ60センチのサークルは助走なしでも飛び越えるようになりました。見かけられたら、どんなに姿勢を低くしていても大きく見えると思います。つむぎの情報がお役にたてばいいのですが。
    一年以上経ってひょっこり見つかることもあると聞き、チラシはそのまま貼ってもらっています。こんなに頑張ってこられたのに頑張りましょうとはとても言えないですが、それでも一縷の望みひ持ち続けたいと思っています。
    2018年03月12日 11:51
  • やまねこ

    マリーの生まれた島のやまねこです。
    つむぎちゃんまま、いつもマリーの応援ありがとうございます。
    あれから一年…沢山の方の心配と深い愛を受けた、優しい迷い子…
    沢山ご心配かけ、沢山の貴重なお時間を捜索に費やし、今もまだたくさんの方がマリーを思っていてくれて、感謝でいっぱいです…

    私の知っているマリーは、ネリーという名を最初にもらい、名前も憶える間もないまま島を出た…
    私の知っているネリーは、耳が兄弟にかまれてボロボロちぎれていた…
    早く自分だけの家族が見つかってほしい…と願った…
    できるだけかわいく、できるだけみんなに見てもらえるようにと…かわいい写真撮ろうとして、怖がらせて固まってしまったマリー。
    その写真がまさか、このブログの拡散のポチのマークになるとは思ってもいなかった…
    マリー、どこにいますか?
    あなたの帰りを、みんなが待っているよ…
    マリー、ごめんね…
    もっとこちらで勉強してから島を出るべきだったと、後悔しても遅いけど…後悔だけが残ります…
    ちょっとしたことで、だれにでもあり得る脱走。
    どうか、マリーのように悲しい思いをする子が出ないよう…心から気を引き締め、これからの活動に力を入れたいと思います。
    関わってくださった、すべての方に感謝を…
    そして、きっとどこかで生きていると信じて、マリー、待っているからね…。
    ダイちゃんは一年近くたって見つかった。きっとマリーも賢くつつましく、力強く生きている…
    2018年03月20日 16:07
  • かるちゃん

    山口さん、
    1年前からの長期間にわたり ずっと気にかけて頂いていて、
    本当にありがとうございます。
    貼り紙の継続は、とてもありがたいです。
    貼り紙が無ければ、奇跡的な目撃情報にはつながりませんから・・。
    どうぞよろしくお願いします。
    2018年03月21日 01:37