その時の様子を想像して、今も車で通るたびに胸が苦しくなります。
「必ずマリーちゃんを探し出す!」という目的に向かっていた、今までの太いベクトルが、
いくら信頼していると言っても、アニマルコミュニケーターの「マリーちゃんの反応がなくなった」という一言で 急に細くなってしまったことで、
8か月間、マリーちゃんを我がことのように探して下さっていた方達も、
私がもっと必死に動かないことへのいら立ちと、マリーちゃんへの想いとで、
もやもやした気持ちのやり場がなく、戸惑ってらっしゃるんだと思うと、
本当に申し訳ない気持ちでいっぱいになります。
とにかく、茨木カンツリー倶楽部の中の、一つの森を捜索させてもらわないと、
これからどうしていったらいいのかの方向が定まらない・・・
なんとかお願いに行って、難しいだろうけど交渉しようと ずっと思っていました・・。
でも、実は、まだカンツリー倶楽部には 行けていません・・。
長年放置されて、踏んでも地面には到底足が届かない、大量に折り重なった枝を、順番に片づけて行く作業。
クレーン車がないと人力では手も足も出ません。
大量に積み重なった枝を クレーン車で一掴みずつ、いったん下に置いて、私達で確認してから
今度は廃棄するためにトラックに積んでいって・・・と、
森の面積と木の量を考えると、クレーン車1台だけでは1日では終わりそうにない作業だし、
トラック何台もが必要です。
当然、ゴルフ場の休場日1日だけでは片付きそうにありません
カンツリー倶楽部に普段から出入りの業者に頼んでもらって、費用は負担するとしても、
休場日にゴルフ場職員さんにも出勤してもらわなくてはいけないし、
第一、犬がゴルフ場に入ったところを 誰も見てもいないのに
たとえダメモトとはいえ、こんな無茶な話を交渉に行くこと自体が、現実的ではなくて
どう考えても、実現できる話ではないとわかっていながら
・・・そこまでする勇気がないのです。
私が悶々としている間にも、
お願いだからあきらめないで探してあげて・・と電話やメールを下さる方が何人もいたり
継続して警察の落し物情報をチェックして連絡して下さってる方がいたり、
台風ではがれたチラシを貼り直しますから・・とチラシを取りに来て下さる方がいたり
マリーちゃんはきっと生きてると思うから、
このブレスレットを腕にはめてマリーちゃんが見つかるようにずっと念じていて下さいと、
自ら作られたパワーストーンのブレスレットを送って下さった方も・・。
魂と会話できるという方を紹介されました。
私は信心深くはなく、神様に導いてもらうより、
優柔不断で決断力はないなりに、自分の感覚で動いてきた人間でした。
でも今回は、何にでも頼りたい という気持ちが強かったし、
これからどうしていいかわからず途方に暮れている「今」なら、
特別な能力があるという人の話を聞いてみようと思いました。
その方は言われました。
マリーちゃんの魂が肉体を離れていれば ここに呼ぶことができるけれど。
もし生きていれば それはできない・・と。
そして・・・・・・、
「あ、きたっ」と、今 下りてきた魂をすかさず両手で受け止めて
「ほら、受け取って」と私に差し出されました。
言われるままに両手ですくって自分の体に近づけました。
「あなたの体に入っていったよ」」
残念ながら私には霊感のようなものはないので、実感はわいてきません。
ただ、男の心を持っているというマリーちゃんの魂の声を その方が代弁されるのを聞きながら、
人前で涙を出すことは滅多にない私が
ぼろぼろと流れ落ちるのをとめることができないほどのたくさんの涙を流しました。
いなくなってからの、私がマリーちゃんを思う時の内容はというと・・・。
何よりマリーちゃんへの愛おしさと、たくさんの後悔。
3月20日、最後の写真に写ってる安心しきった穏やかな表情。
その日は、きっと今までで一番心穏やかで嬉しい時間を過ごせた日だったと思います。
その後 機嫌よく車に飛び乗って、二人だけの車内で私がマリーちゃんに話しかけてたのを、
マリーちゃんはフンフンという感じで聞いてたのかどうか・・、
ただ いやに落ち着いてゴキゲンさんで車外を眺めていました。
20分ほどして新しい滞在先に着いた時、マリーちゃんの表情が変わって
車から降りるのをひどく抵抗したのを、私は無理やり抱っこで車から降ろしました。
その後は、運が悪かったことばかりが続くマリーちゃんの不幸を嘆き、
その都度、恐怖にひきつったマリーちゃんの表情ばかりが頭に浮かんでいました。
私の力足らずで可哀そうとしか言いようのない何カ月間を過ごしたマリーちゃん。
もう少し。という所でいつも運が悪くて 手が届きそうで ついに届かなかった。
本当に運の悪い子。
バイク事故の後、きっと、隠れるために入り込んだゴルフ場で一夜を明かし
翌10月29日は日曜日だから、にぎわっていたゴルフ場で。
たぶん何かから逃げようとして入り込んでしまっただろう その森は、
動物が生息する普通の森ではないので、けもの道のような踏まれた所はまったくなくて・・
強風などで折れた枝が長年積み重なって、。
私が入った時も、足元が安定しないため、転びそうになるのを、
そばの木につかまりながら進んで行きましたが、
犬の小さい足では、ずぼっと沈み込むばかりで、ドツボにはまり込むようなことになって
出るに出られなくなって、動けなくなってたのか・・。
だから、事故後2日後の時も、10日後の時も、アニマルコミュニケーターとの交信では、
「ずっと事故現場そばの森にいる」と言ってたんだ・・・!
数百メートル先のネットフェンスの向こうの森では ウチの犬達が楽しそうに走り回っていたのも
私が犬達を口笛で呼んで楽しいオヤツタイムをしてたのも、
沈んで動けなくなっていたマリーちゃんは感じてたはずです。
なんという残酷で 可哀そうなことを・・・。
顔をこわばらせて震えてるところとか、
プレイ中のゴルフボールのカツ~ンという音や人の歓声から逃げることもできずに、
顔をこわばらせて、ドキドキしながら息を潜めて、じっと固まってるところとか・・。
体が痛くて動けなくて、お腹が空いて、苦しくて、そのうち意識がなくなって・・・と、
ずっと、ずっと、そんな可哀そうなマリーちゃんの姿ばかりが浮かんできて
一人になると、ごめんねごめんね・・と泣いている・・そんな毎日の繰り返しでした。
でも、魂の話を聞いた時、少しだけ、気持ちが変わりました、
もし本当にマリーちゃんが生きていないのなら、
可哀そうな表情や悲しい姿ばかりを思い浮かべてることが、
一番可哀そうな、ひどい仕打ちなんじゃないかと・・
そんな気がしてきたたわけです。
オトコの心を持っているというマリーちゃんの魂が「僕はこれからあなたと一緒にあります・」
と言ったというのを、私はその時に実感はできませんでした。
でも 時間が経って、私が本当に実感できた時には。
私はたくさんの方を巻き込んできたこの広範囲の捜索を終わらせようと思いました、
ただ・・、今は、まだその時ではないような気がしています・・。
そんなことを書いていた時・・・、
昨日は一体どうしちゃったんでしょう?
ご自分のワンちゃんや猫ちゃんが いなくなって帰ってきた時の体験談や、
「まだチラシを貼っておきますね」という複数の方からの電話や、
「ツィッターで拡散しましたよ」というメールなどを頂きましたが、こんな情報も・・。
以前、マリーちゃんに似てるという顔が黒白の19歳ワンコが見られた近くのマンションの方。
その時のポスティングチラシを大事に取っておいて、ブログも見て下さっていました。
昨日17日、いつもチラシで見ていたマり―ちゃんにそっくりのお顔のワンちゃんが
モノレールの宇野辺駅でキャスターが付いた大きいケージに入れられていて、
男性と一緒に10時38分または48分のモノレールに乗って、千里中央で降りました・・と。
そのワンちゃんは、聞こえないほど小さな声でヒュンヒュン鼻を鳴らしていて、
優しそうな男性が指をケージに入れてあやしていたというので、
私が知っているマリーちゃんではないような気もしますが、
昨日一日の流れの中でのお電話だったので、万が一・・という一縷の希望は捨てられない、
お正月過ぎてから、茨木市中心にチラシの残りを全部再配布してみようと思っています。
この記事へのコメント
ぱん
お役に立てるようなことは一切ありませんでしたが応援しています
わたしの知っているマリーちゃんは〜ではない
あのマリーちゃんだから〜だろう
ではなく、この期間にとっても強く変わっている可能性も信じてはいかがでしょうか
もちろん過去のことからの習性はよく理解しております
簡単に変わるようなことではないということもわかります
批判ではありません
でもマリーちゃんの成長や変化も信じて可能性を広げてほしいなと思いました
山口
つむぎの健やかな成長を喜ぶと共に、マリーちゃんを思わない日はありません。貼ってもらっているチラシもそのままお願いしてあります。
はっきりとした事が現実にない今はまだ諦めきれず、今のまま、マリーちゃんを探していきたいと思います。寒さが日に日に厳しくなり、南国生まれのマリーちゃんが心配ですが、昨年よりもずっと寒さに強くなったつむぎを見ていると 希望が持てる気もします。
どうか、かるちゃんさんもご無理なさらないで、あまりご自身を責めないでください。微力ですが、拡散は続けていきますね。
しもみつきょうこ
かるちゃん
色々と、親身になって助けていただきました。
本当にありがとうございました。