明日 新しいチラシが届くまで、新聞店回りもできないので、
昨日は、里親募集会でトライアルが決まった犬のお届けと、トライアル中の訪問2軒。
今日は、東淀川区の動物病院回り。
・・といっても、12時までに間に合わなかったり、木曜休診で、チラシ掲示依頼ができたのは4軒だけ。
その後、豊里の淀川河川公園に入って管理事務所のおじさんに聞いてみたら
最近は ここには犬(野犬)は来ていないなあ、と。
そのまま西方向に向かって歩くと、餌付けされてる猫さん達(大半が不妊済みの耳カット)が・・。

写真に写ってないけどまだまだ ワラワラいるみたい。
もしマリーちゃんが桂川から淀川河川敷に入ってしまったら、
ここに来れば食べ物(ネコのエサ)には不自由なさそうだし、
誰にも気が付かれないまま 西淀川の突き当りまでだって難なく行けてしまう。
そういえば数年前、ウチの近くの公園で、愛犬のチワワと一緒に野宿していたおにいちゃん。
わけあって、西淀川区の十三のアパートから歩いて高槻まで来たと言ってたっけ。
遠いと思ってた西淀川区が、人間でも歩いて行ける距離なんだったら、
犬の足なら、西淀川~桂川間の移動なんて大した移動じゃないのかも・・。
次のチラシが届くのが明日なので、西淀川区に折り込みできるのは来週になってしまいます。
今月に入って、桂、久御山・宇治方面も、東淀川や亀岡からも、目撃情報は1件もありません。
昨日、今日、新聞折り込み見て電話下さったのは・・・
「少し霊感があるんですが、生きてますよ。 誰かにエサをもらってるかもしれません。」という女性。
「人目に付くところにチラシを貼ることで協力させてください」という有り難いお申し出が数件。
私が自宅から離れた所にチラシを貼らせてもらうのは、
お店や会社だと 顧客でないと受けてもらえないことが殆どですし、
これだけ広範囲になると、無事に見つかった時に剥がしに行くことが不可能になってきます。
だからチラシ貼りのご協力には遠慮なく甘えさせてもらって、チラシをお届けさせて頂きます。
そして今朝、亀岡の中学校校長先生から。
「マリーちゃんのチラシが道に落ちてるのを拾ったんですが、まだ見つかってないんなら
コピーしましたんで 学校に掲示して子どもらにも協力してもらいますわ。」
「私、犬が大好きですし、子供らもみんな犬好きなんですわ。
動物を大事にせなあかんといつも言っとりますんやわ。」という、とても元気な声を聞いてたら
涙が出てしまいました・・。
京都市民さんとTさんからコメントを頂いていました。
殺処分0を目指して作られた京都愛護センター。
以前なら譲渡に回らなかったような、クセのある犬や、老犬や、
健康状態に多少の問題がある犬にもチャンスを~という姿勢で、積極的に譲渡を進め、
処分数をグッと減らしてきた実績は素晴らしいと思います。
ただし、ビビリ度が高くて、人に対する恐怖心が強い「野犬」だけは
人馴れが難しいと判断され、別扱いのようです。
何度かこのブログに書いてきましたが、
ブログコメントから知らせて頂いた、5月22日に淀樋爪町で捕獲された白いオス犬。
京都は不思議なことに迷子犬の写真が公開されないので(公開してる所が多いのになぜ?)、
性別については情報ミスはよくあることですし、首輪が外れてる可能性もあるので、
「淀樋爪町」「白い犬」ときたら、とりあえずマリーちゃんかも、と思って23日に電話してみました。
電話に出られた方は 自分は昨日休みだったので、昨日入ってきたこの犬をまだ見ていない。
ちょっと見てきます、と言って見に行って下さいました。
そして、「呼んでも来ませんし、こちらを見ないで、端っこでじっと固まってます、」と。
詳しくお聞きして、結局、マリーちゃんではないとわかりましたが、
後日訪問した時に この怖がり野犬のことを話題にさせてもらいました。
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野犬になっているような犬は 持って生まれた怖がり気質のために
人が怖くて逃げ隠れしながら暮らしているだけで、
怖くて吠えることはあっても 攻撃性はない犬がほとんどです。
フレンドリーな犬を多頭飼いされてるような家庭で人と一緒に暮らしていたら、
もともと弱くて寂しがりなので、先住犬に頼りながら、
そのうち他の犬にまぎれて人の手に触られることにも慣れるし、
先住犬がお手本を見せてくれるので、早い時期に人に頼ってくる犬に変わります。
今まで私達が引き取ってきた犬の中で、元野犬の群れにいた あの子も、この子も、
保健所では怯えた目をして隅っこに固まってて 人が近づくと逃げて触れないような犬だったのに、
数か月で職員さんの手からおやつを食べられるようにもなり、
やがて首輪もかけられるようになり、
その後私達が引き取って 一般家庭で預かって頂きながら複数の飼い犬と一緒に暮らすうちに、
人を頼って 人に甘えることも覚えて、
今はみんな とても一途で可愛い家庭犬になって、家族に愛されて幸せに暮らしています。
どうかそんなことを頭に留めて、怯えの強い犬も、是非 譲渡対象にしてあげてください。
里親募集会で、ビビりワンコは、とても人気があるんですよ。
この子を、家族みんなで守ってあげて 幸せにしてあげようという優しいご家族が
必ずいらっしゃるんですよ・・
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と、こんな話をしつこくさせてもらいました。
「譲渡には京都の基準があるので・・」と言いながらも、
職員さんは前向きに考えて下さるように感じましたが、
やはり 人馴れしていない犬に対する「京都の基準」というのは、
そんなに簡単には変えられないのでしょう。
(私の勘違いだったら、すごく嬉しいんだけど…)
今公示されている茶色の野犬の子犬。
5月26日に牛が瀬の南の河川敷で保護されています。
京都の方が 譲渡対象になれそうかどうか、聞いてみたところ、
今、様子を見ているところだけど、厳しいだろう~というニュアンスだったようです。
「人が近づくだけで 恐怖のあまりビビりウンチするような犬にとって、
人馴れさせようと長く置いておくことの方が可哀そうなんではないか。」と。
それは違います。 犬は必ず変わります。
我が家で飼っている4歳の超ビビリ犬も、人が怖くてしょっちゅうびびりウンチする子犬でした。
緊張でヨダレだらだら、ドキドキ、ハアハアしながら 固まって隠れてるだけの生活では、
何のために生きてるんだろうと、可哀そうに感じることもありましたが、
やがて、先住犬達と輪になっておやつをもらう楽しみを知り、、
人けのない雨の公園で、他の犬達と「わあ~い」と走り回る弾けた笑顔を見た時など、
「生きててよかったね」と思えることが 一年ごとに少しずつ増えてきました。
今も、外に出ると怖いことはいっぱいですが、家族に守られながら、
この子は確実に生きることを楽しんでいます。
生後4~5か月で保護された大阪府収容の野犬の子犬を2頭、
別々の時期に預かったことがあります。
1頭は、長く収容されて 8か月くらいになっていた女の子。
犬の合宿所と呼んでいる預りさん宅で 他の保護犬達と数か月の合宿生活をしてから
優しい家族にもらわれていきました。
外が怖くて散歩には行けませんが、お庭や家の中では 先住犬達の遊びのリーダーです。
もう可愛くて可愛くて・・と飼い主さん。
もう1頭は、4カ月くらいの男の子。
この子は 人が近づいただけでビビリ下痢うんちをするし、
逃げ回るのを無理に捕まえようとしたら カプッとお口が出るような子でした。
とびきりフレンドリーな若いワンちゃんのいるお家2軒と、犬の合宿所で2か月ほど暮らして
やはり優しい夫婦にもらわれていきました。
もちろん普通のワンちゃんのようにはいかないことだらけです。
でも、間違いなく 家族にとってはメチャメチャ可愛い存在であり、
家族といる時には笑っていられる時間を過ごしています。
一年、一年・・、少しずつだけど、確実に年単位の進歩をしています。
22日保護の、茶色い野犬の女の子は、譲渡対象になるかどうかギリギリなんでしたら、
京都の方が関心を持って下さってることがセンターに伝わったら、
きっと処分されることはないと思います。
怖がりのマリーちゃんも、早くみつけてあげないと いずれ野犬になってしまうでしょう。
「野犬は人馴れが難しいから 処分もやむを得ない。」だなんて、絶対に困ります。
この記事へのコメント
きなこ母
うちの子は野犬の群育ち、放浪犬、長引いた保健所生活…。
もちろん人馴れしないビビりわんこ。
いつ消えてもおかしくない命だったことを改めて思い知りました。
それを救おうと奮闘されている合宿所の皆様方のお陰でこの子は助かり、また飼い主となった私たち家族は楽しく犬との暮らしを味わっています。
マリーちゃんは保健所に収容された経緯こそ違いますが、ビビりわんこなところは同じです。
マリーちゃんが見つかりますように、願うことはそれしかありません。
そしてかるちゃんさんの心労は相当なものとお察しいたします。
どうぞお体ご自愛下さい。
かるちゃん
去年の7月に保護されてからずっと何か月間も「さわれない」野犬だったきなこちゃんが優しい家族に巡り合えて 家族と一緒に生きる幸せをゲットできたことは、もっと喜んでいいことなんだと、今、改めて痛感しています。
飼い主さんには、ただただ感謝のみです。
同じ目的で高槻にやって来たマリーちゃんを、こちらで野犬にしてしまっては、絶対にいけないと強く思っています。
フタリとも、寂しがりで弱虫さんです・・
山口
情報が無く、心に重いものを抱えているような状況かもしれませんが 見えないところで助けてくださる方が沢山いてくださるので、またきっと マリーちゃんに繋がっていくと信じています。
またチラシが出来上がったらこちらにも渡して下さいね。
かるちゃん
心の温かい校長先生でした。
誰か優しい人が職場に持って行こうとされたのか、散歩に持って出られたのか・・、道に落としてしまったチラシが この校長先生に拾われて、
600数十人の中学生に伝えられて、きっとこんな偶然が何かにつながるんだと信じて たくさんの人に拡散していくことに専念します。
亀岡に近いうちに行きます。